改訂版ロシアの悲愴交響曲
先頃の記事で、中古音盤を格安で入手した件を書いた。早速gsutav師匠から、盤の洗浄云々と云うコメントを戴いたのだが、実は、昨年の転居騒動以来、洗浄機の梱包を解いて居なかった。同時に入手したウェストミンスター盤モントゥの第9やGR盤カザルスのバッハも結構な汚れ塩梅なので、梱包を解いて始動する事にした。...
View Article癒しのモーツァルト
最近つくづく思うのであるが、兎に角私の周りには病人が多い。斯く言う私自身も、そう褒められたものでは無いとは思うが、これまで入院に至るような大病は患った事は無い。これも人一倍音楽を聴き続けて来た御蔭と決め込んで居る。 と云っても無闇に自己暗示で言うのでは無い。これまでの経験上、確かに音楽による体調の変化が有ると言えるのである。...
View Articleカラヤンの時計と我がリハビリ
前回の記事から随分と時が経って仕舞った。 この間、御心配戴いた方、御質問等を戴いた方には御無礼の段、御容赦賜りたくこの場を以てお詫び申し上げます。家内の癌手術、治療から発し、私の目の調子が悪くなり、多少良くなったと思えば、血尿が出て、兎に角気力自体も萎えて仕舞い、この頃漸く気力が戻りつつある状態。...
View Articleバッハ 管弦楽組曲第3番の魅力
諸般の事情により、永らく更新して居りませんでしたが、ボチボチと書いて行く事に致します。 神だか悪魔だかの仕業により、体調も仕事も思わしくなく、地磁気が逆転するから気を付けよと忠告する御仁まで現れ、中々にタイミングが掴めない状況でもあった。前回、音盤も時計もアナログを愛好して居ると書いた。...
View Articleカラヤンの悲愴の聴き方(オーディオ雑談)
此の処オーディオに関する話題から遠ざかって居る。昨今はオーディオ自体も人々から離れている。 要するに、ショルティもバーンスタインもオーマンディもカラヤンも居ないのであるから、音盤も売れない。何時の間にやら主要レーベルも姿を隠し、名も無き演奏家の演奏がネットで流れる。 まともな音盤が出て来ないのであるから、まともなオーディオも登場しない。...
View Articleベートーヴェン交響曲第5番と云う難関
十日間程完全に寝込んで仕舞った。ワシも此処迄かと思う程、どうにも起き上がる事も出来なかった。やっとPCに向えるようになったので、今の内に書くべき事は書いて置きたい。前記事でShuさんが中々に鋭いコメントを入れてくれた。 音盤の再生によって、演奏の評価も違って来るのではないか、と云う誠に的を得た意見だ。...
View Articleブラームス 交響曲第1番
4月1日のyositakaさんの記事を拝見し、ムラムラと種火が燻って来た。神のお告げである。https://blogs.yahoo.co.jp/izumibun/40482907.html ブラームスとなればワシも一言弄せねばなるまい。 記事中、ワインガルトナーの2音源が紹介されて居た。であらば、最後の37年盤も聴かねば、何とも落ち着かぬではないか。...
View Articleコンヴィチュニーのベートーヴェン第5
ベートーヴェンの第5とチャイコの6番が舞い込んで来た件りは前記事に書いた。 今回はベートーヴェンの第5交響曲、コンヴィチュニー指揮のライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の60年録音の話である。私は古いタイプの人間なので、コンヴィチュニーのベートーヴェンが好きである。...
View Articleカラヤンの悲愴(71年録音盤)徹底比較
Shuさんの予言が見事的中し、4日程寝込んで仕舞った。春インフルと云う奴らしい。 悲愴交響曲の終楽章を聴きつつ逝くのも満更でも無いなと思ったのだが、カラヤンの演奏を聴いて居ると元気が出て来るから、そう簡単な事では無い。 エナジーが充填されるのである。当ブログでは何度も言って居る事だが、悲愴交響曲の実態は悲愴では無い。 現状世界に対する反逆であり、革命の狼煙である。...
View Article寝ながら音楽を聴く為に
gustav師匠から尻を叩かれ、喝を入れられたので、青い呼吸をしながら背中の痛みに耐えて書いて居る次第。 どうも、最近調子が良くなった、と記事を書き始めると途端に激烈な発作に襲われると云う状況が何度も続いて来たので、昨今の体調の事は触れない事とした。 最近は寝ながらタブレットでネットを巡ったり、音楽を聴くなんぞと云う横着な状況に成って仕舞い、真摯に音楽と相対して居ない。...
View Articleフリッツ・ライナーを聴く
体調の事も有り、暫くは昔から私が聴き馴染んで居る、好みの音盤をアップしつつ、記事に絡めて行こうと考えて居る。 音盤の話となると、他人とはちょいちょい食い違う事がある。 まあ、再生環境によってそれぞれ違う音を聴いて居る訳で、自身が甚く気に入って居る音盤の音質であっても、他者の評価の低い場合があり、奏者には気の毒としか言いようが無い。...
View ArticleTAKE FIVEを聴く日
寝ながら鑑賞の為の収録も徐々に増えつつある。 今回は日本人なら誰でも知って居る「テイク・ファイヴ」である。 2012年にブルーベックが亡くなった時、テイク・ファイヴの記事を上げようと思ったのであるが、その時は様々な思いが去来し、冷静で居られなかったので今日迄延びて仕舞った。...
View Articleカラヤンとオーマンディ
今回は上級者向けである。 次なる記事は如何にせんと思案して居た処、gustav師よりヒントを戴いた。 オーマンディのブラ4が気に掛かると。 更に別方面から「私も気になります」と。これは貴重な女性の意見である。 男子たる者、何時如何なる時でも女性は大事にせにゃいかん。 と云う事で急遽記事を認めて居る訳である。 しかし、オーマンディのブラームスのみでどのような記事を書くと云うのか。コイツは中々に難しい。...
View ArticleMONO盤で聴く新世界交響曲
突如、米国のShuさんより小包が届いた。何が来たと考える迄も無く、外形でLPである事が理解出来る。 夕食を摂り自室に戻って中身を確認すると、1ダース程のLPだ。その内の一枚は10吋盤で、全てMONO盤である。 何時もの如く無言で送られて来るのだが、聞かずとも判る。これで記事を書けと云う暗黙の指令だ。 内訳は、東独ETERNA盤コンヴィチュニーのベートーヴェン交響曲2~9盤。...
View Articleコンヴィチュニーのベートーヴェンの謎
前記事で触れた如く、Shuさんより一連のETERNA盤コンヴィチュニーが送られて来たので、そろそろ決着を付けるべき時が訪れたようだ。 何の決着かと云うと、コンヴィチュニーのETERNA録音の謎に就いて、である。 コンヴィチュニーと云う人は、丁度モノラルとステレオの端境期に全盛期が合致して居た事と、東独と云うややこしい環境下に在った事で、音盤愛好家の間では妙な「謎」が飛び交った。...
View Article想い出のイタリアン・コンチェルト
一月程前に大きな地震があり、当地もアドレナリンが身体中に行き亘る程度には揺れた。 そろそろ寝ようかと云う頃合に、携帯が消魂しく鳴り響き、大きな揺れに注意せよと表示されて居る。さて如何にせんと思うや程無く、クラクラ振動が来た。...
View Articleブルックナー交響曲第4番はロマンチックではない
最近はPCに向かって相対し、キーボードに打ち込むと云う作業が、腰にも心臓にも負担が掛かると云う理屈を編み出し、寝転がり乍らタブレットを操るなんぞと云う、実に横着な方法で、記事の製作も、ゆるりと構えて居たのだが、例によってgustav師匠から喝が入った。事の発端はyositakaさんのブログ記事で、ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」に就いて書かれた事である。https://blogs.yah...
View Articleプレヴィンの勝手な想い出
アンドレ・プレヴィンが逝って仕舞った。 ひたひたと寄せ来る寂しさが、この記事を書く動機である。 プレヴィンの指揮する演奏が大好きだと云う訳では無いし、このブログでも殆ど取り上げる事も無かった。 私がプレヴィンを聴け。と言う場合は、CONTEMPORARY盤のKING SIZE!の抜群に冴えたピアノのプレヴィンであって、指揮者のプレヴィンでは無い。...
View Articleイッセルシュテット親父のブラームス第4交響曲
此の度の記事は、yahooブログで永年大変御世話になったgustav師への御礼として捧げる。 ヤフーブログ閉鎖の件で、様々な意見が飛び交って居るが、簡単に引っ越すと云う訳にはいかん。当ブログなんぞはヤフーブログの形式に沿って構成して居るので、同様の形式が通用する「村」に移住出来るか否かが目下の大問題。 このままブログ界を引退するか、或は何処ぞに移住するか、思案中である。...
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